革命以後のイランの国際関係から見る今

おっさんチャンネル

年始から,米軍によるイラン革命防衛隊(IRGC)・ソレイマニ司令官の殺害やイラン革命防衛隊によるイラク国内の米軍基地に対するミサイル攻撃などで,中東関係が緊迫した状態にあります.インターネット上の様々な言説を見ていると,「第三次世界大戦の勃発」などと言った様な過激なものを多く確認することができました.

そこで今回のYouTube「おっさんチャンネル」では,特にイラン革命後の核開発をめぐるイランと諸外国の関係史を切り口にして,イラン情勢についての私見を申し上げました.動画の最終場面には自衛隊の中東派遣にも言及をしています.今回の中東派遣の意義は,私自身にとっては理解できるものでありますが,やはりその法的根拠が防衛省設置法第四条における「調査及び研究」である点は,法的安定性と現場に派遣される自衛隊員の武器使用の観点(*正当防衛と緊急避難に限定)から,非常に懸念すべきものであると言えるのではないでしょうか.

「第三次世界大戦」は煽りすぎ!アメリカとイランの核合意をめぐる関係性を事実ベースで理解する〜イラン革命から自衛隊派遣までの流れを解説

今回の中東派遣にあたっては,既にソマリア沖の海賊対処に派遣をされている派遣海賊対処行動航空隊(DAPE)と派遣海賊対処行動航空隊(DSPE)が活用されることになります.仮にそうであったとしても,活動範囲が広がることは否定のしようがない事実です.必要に応じた海上警備行動の発令などではなく,迅速な緊急時対応を可能とする為に,特別措置法などの立法が必須であると考えております.

本動画中で使用したスライドについては,以下からご参照ください.

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