【2019年の福島・フクシマ】フクイチの「今」をすべてお話しします

Youtubeのおっさんチャンネルにて筆者（栗本）がゲストとして出演した「3.11と福島」特集の第１弾、『フクイチの「今」をすべてお話しします』が公開されました。

２月６日ー７日の日程で福島県・楢葉北南小学校及び福島第一原子力発電所構内を視察した際の感想や考察、それらの経験に基づく建設的な議論のきっかけとして、今回のシリーズを収録しました。

福島第一原発における水蒸気爆発の映像は、非常に鮮烈な、そして衝撃的なものでした。防護服に身をつつんだ作業員の皆さんが除染作業や廃炉作業を行う映像も2011年や2012年頃には報道等で頻繁に目にしていました。これら2011年や2012年当時の様々なフクシマに関する映像にショッキングな面があったことは事実と言わざるを得ません。

しかしながら、震災から8年という年月が経過し、少なくとも2011年・2012年当時からは着実な進展が進む中、当時のイメージ：フクシマ像に囚われたまま、震災や原発に関する議論を行うことは、極めて情緒的なものであり、建設的な議論からは程遠いものであると筆者は考えています。

そうしたフクシマ像を”克服”すること、あるいは今の福島の姿を目にしたいとの思いから、今回改めて福島を訪問いたしました（筆者自身は2012年、2016年にも福島県を訪問しています）。