初の大学での講演!
2019年5月15日、国士舘大学で教職課程を履修する学生を対象に開講されている「特別活動の理論と実践」にゲストスピーカーとしてお招き頂きました。この講義は、日本におけるシティズンシップ教育の第一人者とも言うべき林大介さんが担当されており、教育学を専攻する学生のみならず、例えば文学部・政経学部・理工学部に所属する学生も履修するものになっていました。
林先生とは以前から、シティズンシップ教育に関してJ-CEF(日本シティズンシップ教育フォーラム)などでお世話になっており、そのご縁もあって、今回の講義に「日本の生徒会活動の現状や展望、可能性について話してほしい」というお話を受け、ゲストスピーカーとしてお招き頂きました。

水曜日1限、2限に入れ替え制で開講されているこの講義、途中でグループディスカッションなども挟みながら、可能な限り客観的かつ網羅的に「生徒会活動」に関する私見を申し上げる180分間(90分×2)になりました。
授業後のリアクションペーパーでは、次のようなコメントも頂きました。
生徒会役員と学外の生徒会ネットワーク組織のつながりを増やした方が良いと思ったし、教師としてもそうした活動をサポートしていきたい
将来教員になったら、まずは生徒とたくさんコミュニケーションをとり、生徒会との信頼関係を築いていきたい
日本を元気にする根本は、生徒会活動にあるのではないかと思った
また、「同じ大学生なのに、とてもわかりやすく説明をしていてすごいなぁと思いました」「とても綺麗にプレゼンテーションの資料を作っていて良いと思いました」と言う激励のお言葉も頂きました!
改めて考える「生徒会活動の可能性」とは
18歳選挙権が実現してから、実に4年が経過しようとしています。日本国内での主権者教育の展開が進んでいますが、「選挙ありき」「実践面の担保が難しい」「政治的中立性との兼ね合い」について、現場の先生方はもちろんのこと、私がヒアリングを続けている国政・自治体議員の皆さんや、文部科学省や教育委員会の皆さんからも、課題感が示されています。
本来であれば、生徒にとって一番身近な「生徒会活動」を活性化させ、生徒が自分自身が所属するコミュニティの環境改善・向上を図る”自治的なプロセス”こそ、生徒の自治意識であったり、いわゆるシティズンシップであったり、と言うものを涵養する最良の題材になると考えています。
しかしながら、様々な歴史的な背景や学校現場での生徒会役員・顧問のエンパワーメント不足などを背景に、生徒会活動に関する見直しが進んでいるとは到底言えない状況にあります。無論、生徒会活動に関しては、文部科学省をはじめとする行政側も、ある種の「鬼門」として扱ってきた経緯があることは明白であることは言うまでもないでしょう。
ただ、そうした中でも、今回の学習指導要領改訂においては生徒会活動の「目的」に関して、従来の改訂の際には見られなかった、良い方向で大幅な改訂が行われるなど、18歳選挙権の実現を契機として、変化しつつある部分もあります。
これまでは、若者の政治参画に関する講演は富士通総研などの民間シンクタンクや、若者の政治参画に関する団体のイベント、ないしは政党・政治団体などの集会などを経験させて頂いてきました。ただ、今回のように大学の講義内で講演をさせて頂く機会は初めてでした。私自身も、講演を含めて様々な方向からフォローを展開できればと考えています。
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