Crowdpolを用いて”Liquid Democracy”を模索するプロジェクト

Crowdpol と言うWebサービスをご存知の方はいらっしゃるだろうか。このサービスは、スウェーデン発のWebサービスであり、オープンソースで開発されている。

このサービスでは、ユーザーが自由に政策(=新しいプラン、アイデア)提言を行うことが出来、提言された種々の政策に対してユーザーが賛成・反対の姿勢を示すことができる仕様となっている。

提言を行う画面

加えてこのサービスは、特定の分野の投票を第3者に委任することが可能となっている。換言すれば、(直接民主主義的な制度の下では)従来は全ての政策分野に関して、各個人が検討し、何らかの判断を下さなければならなかった一方、このサービスを用いれば、「直接民主主義」そして「間接民主主義」双方の利点を取り入れることが出来ることとなる。(現に、スウェーデンの政権与党である社会民主党は党内の意思決定プロセスに、このCrowdpolと同様のサービスであるVoteITを用いている、との話もある。*)

一般的に「直接民主主義」と「間接民主主義」双方の利点を取り入れた意思決定システムは液体民主主義(Liquid Democracy)と呼ばれ、一般的な間接民主主義と比較しても、より個々人の存在の重要性を際立たせるものとなっている。これまで、この液体民主主義の構築は、非常に手間がかかる作業であったものの、今日では、インターネットを利活用することによって、大幅に容易なものとなっている。

そして今回、私が理事を務めているNPO法人Rightsや2018年2月のスウェーデン・スタディーツアーでご一緒させて頂いた、北欧の若者政策専門家の両角達平さん(Tatsumaru Timesのオーサー)などと共に、このサービスの日本語化(ローカライズ)に取り組むこととなった。昨今は日本において、政治分野におけるイノベーションの創出を目的に、Politics×Technologyの造語である”PoliTech”が注目されているが、CrowdpolもPolitechの一つの形として、意思決定プロセスにテクノロジーを持ち込むツールを上手くローカライズしていきたい。ご関心がある方がいらっしゃれば、是非ご連絡いただきたい。

*訂正:記事の初出時は社会民主党が用いてるサービスをCrowdpolと記述していましたが、VoteITが使用されているとのご指摘を受け、訂正致しました。(2018.08.29 18:50訂正済み)

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です