『学校内民主主義を考える検討会議』の委員・座長代理を委嘱いただきました

活動記録

一般社団法人日本若者協議会が設置した『学校内民主主義を考える検討会議』の委員及び座長代理を委嘱いただきました。すでに2回ほど検討会議が開催されておりますが、最終的には年明けに学校内民主主義に関するガイドラインを発出することを目的としています。

日本社会における民主主義をより成熟させるためには、まずは初等・中等教育課程を通して、民主主義を体感・実践し、経験知を得ることが重要であると考えています。2015年の公職選挙法改正による20歳から18歳への選挙権年齢の引き下げを皮切りに、特に高等学校で「主権者教育」が開始されました。しかしながら、学校内で生徒会活動などを通して民主主義を実践するという経験を積む児童・生徒の数は必ずしも多くないことが想定されます。

「若者と政治」についての議論を眺めていると、『若者の低い投票率』を課題の基底に据えている場面もありますが、私自身は、『若者、特に児童・生徒・学生が、民主主義の実践者としての経験を積む環境の整備がなされていない』ことが課題の基底にあると感じています。

ここ数年は、表立って私自身の中高生時代の経験やその分析、あるいは当時の考えを表明することを避けてきました。それは単にそれらが過去の話であるから、というだけではなく、私自身の発言が、今、私がかつて就いていたポジションにある現役中高生にとって、なんらかのプレッシャーになり得ることを懸念していたためです。しかし、(良くも悪くも)私自身がかつて所属していた団体等も活動停止をするなど状況が変化してきました。そうした背景の変化もあって、今回改めて過去の足跡を整理し、少しでも日本の学校環境の改善に繋がるお手伝いができればと考えています。

本検討会議の議事録は原則として全て公開される予定です(第1回を除く)。是非、日本若者協議会のホームページよりご確認いただけますと幸いです。

なお、第3回検討会議で私が使用した資料については以下からご確認ください(Slideshareの仕様により、全画面表示にして閲覧しない場合、一部の日本語フォントが表示されない場合があります)。スライド内に明記しておりませんが、本スライドはCC-BY-NC準拠でご利用いただけます。ご使用に際してご一報いただけますと、お手伝いできることもあるかもしれません。

コメント

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