N国「選挙と政治の分離」戦略を考える:参院埼玉補選と社会断絶

おっさんチャンネル

NHKから国民を守る党(以下:N国)の動きが依然として活発です。党首である立花孝志さんは、夏の参院選で全国比例区で獲得した1議席を投げ打って参議院埼玉選挙区補欠選挙に出馬、前埼玉県知事である上田清司候補との一騎討ちの様相を呈しています。

N国の選挙手法に関しては、私自身が志向する熟議民主主義とは必ずしも相容れないものであり、抵抗感があることは否めません。特に、今年8月に施行された柏市議会議員選挙に際しての、いわゆる「私人逮捕」に関しては、対抗言説を物理的に封じ込めようとする行動であり、極めて強い警戒感を持っていることは改めて申し上げておきたいと思います。

その一方で、N国を(いわば)「腫れ物扱い」し、一切触れない様にしようとする一部の政治家・メディアに関しても、私自身は疑問を抱いています。少なくとも、前回参院選において、100万票近い票を集め、立花孝志さんが当選したことは紛れもない事実です。

例えば国民民主党・玉木雄一郎代表が主宰するYouTubeチャンネル『たまきチャンネル』において、玉木さんと立花さんの対談動画が配信された際には、特にリベラル系論者から多くの糾弾がなされました。しかしながら、政治的主張や選挙手法が大きく異なる勢力との対話の機会を封じることは、結果として、急進的な勢力の伸長を招く可能性を孕む可能性があると考えています。欧州における急進的な政治勢力(ドイツにおけるAfD、スウェーデンにおけるスウェーデン民主党など)の例などから、急進的な政治勢力を如何に包摂していくか、換言すれば、社会断絶をこれ以上広げない為に何をすべきか、私見を申し上げました。

N国の戦略「選挙と政治の分離」について、天才大学生に聞いてみた

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