自治体議員に聞く!『若者の政治参加』インタビュー4:自由民主党・鈴木太郎横浜市会議員

取材・対談

こぼれ話

鈴木さん)すごいね。政治に興味があるのは。

栗本)率直に申し上げれば「政治って知れば知るほど面白い」といいますか、様々なことを決定するる(権力の)源泉となる営みですし、日本が辿ってきた様々な道も政治が切り拓いてきたと考えています。一方で、自身の周りに政治に関心のある方は決して多くないですし、「何でそれに関心あるの?」と尋ねられることも少なくありません(苦笑)。このギャップこそが、私自身が「若者の政治参画」の分野で活動を続ける原点の1つだと思います。

鈴木さん)なるほど。SFCの周りの人たちはどんな感じですか。将来卒業した後どのように考えているんですかね。

栗本)そうですね…。「いわゆる良い企業に行けたらいいな」と考えている方が大半な一方で、各々がSFC生らしく「このまま一生安泰ということはないよね」と理解しているからこそ、そのギャップの埋め方に試行錯誤されている方が多い印象はあります。

鈴木さん)起業したい人とか多いんですか。

栗本)他学部・他大学と比較すれば、相対的に多いとは思いますが、文献や諸先輩方々から伺うSFC設立当時よりは減少しているのではないかと思います。

鈴木さん)社会課題解決に挑みたいという人も減っている…?

栗本)社会課題解決に関心のある学生は多いですが、自身の人生をかけてまで取り組もうという学生は決して多くないのではないでしょうか。例えば社会課題を解決する中で、政治の重要性に気が付いている方は少なくありませんが、政治家という選択肢をとる学生は未だ出会ったことがありません(笑)

鈴木さん)そうだと思うなあ。やっていて(政治の世界で”もがく”ことの意義に)気づくという感じだろうなあ。例えば、環境問題と子育て支援の両方を事業で両方やるのは大変ですよね。一方、政治家は双方の分野に同時に関わることが出来ます。もちろん事業でやっている方々に比べれば浅いですが、社会課題解決をしていくキャリアとして、政治家も一つの選択肢ではないかと伝えたいと思っています。

栗本)「政治が重要だ」と仰る方は多くいらっしゃいますが、自身が政治の分野に直接携わろうとしている方はものすごく少ないんですよね。僕は常々「何で自身は直接携わらないのだろう」と思っていて(笑)。

意識のある、いわゆる意識の高い人間でさえ、「政治家ってよくわからないよね」と仰る方が非常に多いので、そこのギャップを何とかしていきたいと考えています。

鈴木さん)そういう思いを持っているんだったら、これから是非一緒にやりましょうよ!

栗本)是非よろしくお願いします。本日はお忙しい中ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました